OK出張寿司
代表よりご挨拶
「OK寿司」代表の武部と申します。
この度はご覧くださり誠にありがとうございます。
ここで、少しばかり自己紹介させていただければ、と思います。
私は小さい頃から料理を作るのが大好きな少年でした。
母がキッチンに立つ姿を横に、つまみ食いをしながら母の味付けを覚えたものです。
新しい料理を覚える度に世界が広がってゆくのを感じました。
そしてある時、気がついたのです。
料理を作って「美味しい」って言ってもらえるのってなんて幸せなんだろう、と。
父や姉にスクランブルエッグ、ゴーヤチャンプルやチャーハンを振舞っては喜んでもらえるのを、母とハイタッチをしながら幼心にとても嬉しく思い、一生懸命作っていたのを今でもはっきりと覚えています。
そして、大学生になり個人店の居酒屋で働かせてもらうようになりました。
そこでは家庭の料理とプロの料理の違いに戸惑いながら、怒られながら、でも一つ一つ料理を覚えるのが楽しくて楽しくて。
覚えた料理は早速家で作り、家族に振舞っては喜んでいました。
そうして時が過ぎ、ふとアルバイトで入ったお寿司屋さん。
その頃は俳優を目指し修行中の身で、二足のわらじ生活でした。
人手が足りないからお前握れと先輩に言われ、ひたすら握りの練習をしました。
最初はどうしてもシャリが崩れて握れず、お客さんを怒らせ帰らせてしまったこともありました。
その時は情けなくて悔しくて、トイレで泣いたのを覚えています。
そこから休み時間も削り握りの練習、また時間が空いたらアジの捌き方の練習。先輩から「このアジはお客さんに出せないからお前の昼飯な。アジのフライでも作ってやるよ」なんて言われながら。
でも私はとても楽しかった。悔しい思いもたくさんしたけれど、でも心の深いところではとても楽しかった。
夢中で過ごして十数年。
私は寿司職人になっていたのです。
ニューヨークにある寿司店や西麻布にある高級寿司店で板場に立ったり、
ご縁に恵まれたくさんの経験をさせて頂いてきました。
「私は一体、人生で何をしている時間が好きなのだろうか」そう考えたことがあります。
妻とたわいもない会話をしている時、子供と遊んでいる時、昼寝をしている時、カフェで本を読んでいる時、夕陽を眺めている時、役者やMCとしてステージに立っている時、ギターを弾いて歌っている時、家族で外食する時。。。
そう、そして何を隠そう、私は「お寿司を握っている時」が大好きなんだと気付きました。
その心と共に一貫一貫、真心込めて握らせていただきます。
そしてもう一つ、
ある日、小さなお子様がいらっしゃる知人から「自宅に握りに来てくれたらいいな」という声を耳にしました。
私自身、小さな子供がおりまして子供を連れての外食、ましてやお寿司屋さんとなると中々行くことができないのはとてもよく分かります。
そこで出張サービスを始めるに至りました。
お寿司は読んで字のごとく「寿(ことぶき)を司(つかさど)る」と書きます。
なぜかお寿司があると毎日がめでたくスペシャルな日になります。
なんでもない日常がおめでたい日になる。なんでもない日おめでとう!
「OK出張寿司」が皆様の愉しく幸せなひとときとなれば、とてもありがたく嬉しいことでございます。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
皆様とお会いできるのを心より楽しみにしております。
OK寿司 代表 武部 奨